仙骨神経刺激療法(SNM):泌尿器科:たかの橋中央病院
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仙骨神経刺激療法(SNM)

SNM(仙骨神経刺激療法)とは

排泄に関係する神経に持続的に電気刺激を与え、過活動膀胱や便失禁の症状の改善を図る治療法です。

リード(刺激装置)の挿入

お尻の仙骨にリード(ワイヤーみたいなもの)を挿入する手術を行います。 (全身麻酔で30〜60分程度)

試験刺激

挿入したリードと体外式の刺激装置を接続し1週間試験的に刺激を行い効果があるかどうか観察します。

刺激装置の植え込み

試験刺激で効果がある場合は、刺激装置をお尻の皮下に埋め込む手術を行います。(局部麻酔で15〜30分程度)

2019年9月より県内に先駆けて同手術を導入しています。

新しい治療であり、これまでの臨床試験では治療3カ月の時点で1日の尿失禁回数が約4割の患者さんで0回に、8割の患者さんで手術前の半分以下に減少するなど効果が期待できるものとなっています。

なかなか治らない過活動膀胱症状がある患者さんは、ぜひ泌尿器科外来にてご相談ください。