看護部:たかの橋中央病院
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看護部:たかの橋中央病院(広島市中区)

看護部長挨拶

今年も桜が満開となり、新年度がはじまりました。新型コロナウイルスとの戦いが始まって4回目の春となります。未知の感染症であるがゆえに、あらゆることに対して試行錯誤しながらの対応となり、社会生活もずいぶんと制限され、我慢の日々を過ごされたのではないでしょうか。しかし、「明けない夜はない」といわれるように、今年の春は優しい風を感じることができるような、そんな気がしております。

このたび、看護部長を拝命しました森 麻美(もり まみ)と申します。この重責に身の引き締まる思いでおります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、たかの橋中央病院は35年前に開設し、その時々の時代の要望にお応えしながら、長らく地域住民の健康を支えてきた歴史ある病院です。また、地域の医療機関と連携を図り、尿路結石、前立腺接触式レーザー蒸散術(CVP)、ガンマナイフ治療等、専門的な治療も行っております。常に患者ファーストの精神のもと、最善の医療を選択でき、穏やかな日常生活が送れますよう支援させていただきます。 大変、未熟者ですので皆さまのご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

看護部は、病院組織の中で最大数の職員が在籍している専門職集団です。 2025年に向けた日本看護協会の将来ビジョン「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護」を具現化するために、看護を必要としている方々に寄り添い、その人の持てる力を引き出せるよう、「人生100年時代」をより良く生きていくために、私たち看護職にできることを常に問いかけながら、地域とともに成長し続けていける看護部でありたいと考えております。

看護師を目指しているあなたへ
描いてください ! 理想の看護師、理想の自分、なりたい「あなた」を目指してください。 「やさしさだけでは看護はできない。しかし、やさしさがなければ看護ではない」と言われているように、ホスピタリティマインドのもと、看護の専門職として必要な知識・技術・態度を身につけ、その能力を向上させていきましょう。自己研鑽を惜しむことなく一人ひとりが自分のペースで、働き甲斐をもってキャリアアップしていけるように支援していきたいと思います。そして、あなたの「実現したい看護」が叶ったとき、ともに喜べる看護部長でありたいと思っています。

看護部長  森 麻美

看護部長  森 麻美



看護部の基本方針

 患者および家族の人権を尊重し、科学的・創造的かつ主体性のある看護を提供する。

  • 患者のニーズを的確にとらえ、ベッドサイドケアの充実を図る。
  • 他部門と協調し、患者中心の視点に立ったチーム医療を推進する。
  • 地域との連携を図り、在宅復帰を支援する。
  • 専門職としての必要な知識、技術を習得するための教育環境を作る。

2022年度の看護部門の目標

  • 看護職員一人一人が倫理的感性、状況判断段能力を磨き、専門職として自立、自律した行動をとる。
  • 看護reflectionを行い、看護を探求、探究し、看護の質を高める。
  • 看護職員一人一人が臨床実践能力、組織役割遂行能力、教育研究能力を研鑽する。
  • 多職種チーム医療による良質で効率的なケアを行うための情報収集、情報共有を強化する。
  • 看護に関するデータの可視化を図り、病院組織の変革に貢献する。
  • タスクシェア、タスクシフトを推進し、業務改善を図る。。
2020年度の看護部門の目標

看護部の体制

○看護体制:急性期一般病床10対1
○変則勤務:2交代と3交代の混合制。
○固定チームナーシング継続受持制


部署の紹介


4階病棟

4階病棟 泌尿器科、整形外科、内科、循環器内科の55床の混合病棟です。泌尿器科では、膀胱がん、前立腺がん、腎がんなどの手術や抗がん剤治療、尿路系の結石に対する体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、前立腺肥大症に対するレーザー前立腺蒸散術などの治療を行っています。整形外科では骨折の手術や保存的治療、内科では心不全や肺炎の治療を行います。疾患の特徴から緊急入院が多く、平均在院日数が短い病棟です。看護師は周術期看護、がん化学療法看護、症状緩和を実践しています。


5階病棟

5階病棟 脳神経外科、血管外科、内科、循環器内科の49床の混合病棟です。脳神経外科では、転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ治療、パーキンソン病や不随意運動症状に対する脳深部刺激療法(DBS)などが行われ、血管外科では下肢静脈瘤やリンパ浮腫の治療を行っています。また、内科の終末期の患者さんも多く、重症度や看護必要度の高い病棟です。看護師は患者中心の視点に立ったケアの実践や多職種チーム医療の調整役を担い、周術期看護や緩和ケアを実践しています。


外来

 外来は内科、循環器内科、小児循環器内科、外科、整形外科、泌尿器科、ガンマナイフセンター、皮膚科のブースに別れて診療を行っています。一般診療の他に専門性の高い治療の介助も行います。外来患者さんの多くは、2週間〜1か月ごとに通院され、外来看護師は患者さんが在宅で苦痛なく生活できるように相談、支援、指導を行っています。 また、外来看護師はジェネラリストとして経験豊かな職員が多く、主とする診療科に従事しながら、複数の診療領域でスキルを磨いています。
外来


手術室

手術室 1年間に約750件の泌尿器科、外科、整形外科、脳神経外科の領域の手術を行っています。手術室の看護師は、すべての手術が円滑に進むように、術前の段階から担当医師、麻酔科医師、外来看護師、病棟看護師と密に情報交換や連携を図りながら、患者の安全、安楽の確保に努めています。


看護部の教育体制

【教育の目的】

個々の看護職員が組織人として成長し、専門職業人としての能力開発を図り、質の高い看護を提供するために教育を行う。


看護部は、どのように看護職を育成するのか?

看護部は5つの柱で人材育成をすすめています。

  • 新人看護師研修
    厚生労働省のガイドラインに準じて教育プログラムを作成し、新人看護師の職場適応ならびに基礎看護技術の習得を支えます。
  • クリニカルラダー段階別研修
    職員のT〜X段階のレベルにあわせて、臨床現場の学びや集合教育をリンクさせて看護師の看護実践能力を磨ける環境を整えています。
  • 組織役割遂行段階別研修
    組織の役割に応じた研修を計画、実施、評価して、看護師の成長支援を推進します。
  • セクション別研修
    専門領域の知識、情報を増やし、看護師の看護実践能力を磨きます。
  • 目標管理制度
    個々の看護師の目標の到達度を評価し、個人の成長、組織の成長に結びつくように推進しています。

>看護部の教育体制

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>看護部の教育体制

【看護部門の院内研修の目的と目標】
→→→ここをクリックするとPDFが開きます。


〔看護部門の看護基準・手順〕と〔臨床看護実践〕の概念図

当院では、質の高い看護を行うために厚生労働省、日本看護協会、日本病院会等の情報を積極的に活用しています。

>看護部の教育体制


新人看護師研修の光景(4月)

 4月の基礎技術項目の研修です。先輩看護師が丁寧に指導します。

看護部


新人看護師の教育体制

  • 研修目的

    社会人、組織人として適応し、基本的知識・技術を習得する。

  • 到達目標
    1. 他者との良好なコミュニケーションを取りながら、社会人、専門職業人として組織に適応できる。
    2. 専門的知識、技術を計画的に習得していくことができる。
    3. 自己の心身の健康管理を行ないながら、自主的に学習する意欲を保つことができる。

新人看護師は、厚生労働省のガイドラインに準拠して、1年間で段階的に 看護知識や技術を習得し、アセスメント能力を身につけていきます。

看護部

看護師の声

 1年を振り返ると、チューター、病棟の諸先輩方から沢山の指導をして頂きました。 24時間看護を提供するにあたり、必要な知識・技術も未熟で、正直、戸惑いや焦り、 不安がありました。そんな時、チューターは常に私の一番近いところで困った時に的確なアドバイスやサポートをしてくださいました。また、わからないことや疑問に思うことは、資料を探し、一緒に考え、解決に導いてくれました。看護という仕事はとてもやりがいのある仕事であり、私はこれから多くの学びや経験を重ねて看護師として成長していきたいと思います。
【新人看護師】
 入職後の1年間は覚えることや勉強することが多く、患者さんとの関りはまだまだ不十分と感じることがありました。今は2年目を迎え、患者さんの利益になる温かい看護を提供できるようにがんばりたいとい思います。また、患者さんが私たちに最も聞いてほしい思いを “聴ける看護師” になれるよう信頼関係を築き、そして、先輩方のような雰囲気作りや柔軟な対応を大切にしていきたいと思います。そうすることで、良質な医療につながると考えています。
【2年目看護師】
 新人看護師の人材育成においては、専門的知識、技術の指導の他に、社会人として必要となる倫理観、患者ファーストの視点、自律心、チームの一員としての役割、学習意欲などを育成する責任があると感じています。毎年、新たな新人看護師と出会い、一緒に悩み、時には涙する日もあります。私自身も新人看護師との関わりを通して、教えられることやあらためて気づく事柄も多く、その都度、指導方法の改善につなげています。そして、指導をすすめていく中で看護師として頼れる存在になったことを実感できたときにやりがいを感じています。 
【教育担当看護師】
 当院には多職種で構成された褥瘡ケアチームがあり、私はチームリーダーの役割を担っています。患者さんに近い立場でケアを行うのは看護師ですが、看護師だけは不十分な視点や知識を医師や栄養士、薬剤師、理学療法士などが補い、支えてくれています。チーム一丸となって褥瘡の治癒に向けて活動し、患者さんのQOLが向上した際には、とてもやりがいを感じます。また、昨年度より推奨度Bと提唱されている電気刺激療法を導入し、治癒日数の短縮にも力を注いています。このような活動も研究報告できる機会を与えてもらうことのできる病院です。
【組織横断的ケアチームのリーダー】
 私が当院で働き始めたのは20歳であり、はやくも17年が経ちました。その間に3人の子どもを授かることができ、毎日慌ただしく生活をしています。当院は子どもが体調を崩した時も気持ち良く休みがとれる環境であるため、子育てをしながらでも働きやすい職場です。現在も子育て中のママがたくさん在籍しています。毎日、色々な変化がありますが、帰って子どもの顔を見ると癒され、明日も頑張ろうと思えます。 
【仕事と子育てを両立しているママさん看護師】

先輩看護師の出身校

1 愛媛県立医療技術大学
2 安田女子大学
3 岡山建部医療福祉専門学校
4 岡山県倉敷看護専門学校
5 岩国YMCA国際医療福祉専門学校
6 国立呉病院附属呉看護学校
7 呉市医師会看護専門学校
8 広島県厚生連尾道看護専門学校
9 広島県立皆実高等学校
10 広島県立三次看護専門学校
11 広島国際大学
12 広島市医師会看護専門学校
13 広島市立看護専門学校
14 広島大学医学部保健学科
15 広島都市学園大学
16 国立米子病院附属看護専門学校
17 埼玉県立衛生短期大学
18 飯田女子短期大学
19 福山市医師会看護専門学校
20 山陽看護専門学校
21 山陽病院附属看護学校
22 福岡看護専門専門学校
23 大阪府病院協会看護専門学校
24 東亜大学学園附属看護学校
25 日本大学医学部附属看護専門学校


クリニカルラダー段階別研修の光景

 人材育成制度を活用して、「個々の職員の成長・進化・深化」⇒「看護部の成長・進化・深化」⇒「病院の成長・進化・深化」を図ることを目指しています。

看護部
看護部


研修修了後の登録制度

 当院では、BLS、ACLS、静脈注射の実施に関する研修、ならびにクリニカルラダーレベル判定において認定証を発行しています。

登録制度
登録制度